借りられるだけ借りるは正解か?
銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる
この言葉やよく言われていることですが、銀行はお客さんから預かったお金を必要な個人や法人に貸し出し利息を取るのを主な収益源としています。
そのため、個人や法人にお金を貸すというのが事業です。
ただ、当然ですが貸したお金は必ず回収しなければなりません。
そのため貸さなければならないからといって闇雲に誰にでも貸していたのでは返ってこなかった際、逆に損をしてしまいます。
したがって現在お金を持っている人や給料が安定的に入ってきている人に対して貸すようにします。
これが「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」の所以で、銀行は必ず返してくれるお金持ちにお金を貸し、返ってくる可能性が低いお金を持っていない人にはお金を貸さないのが原則です。お金を持っている時に貸してくれて、お金が無くなったら返してくれと言われます。
そのため、よくインターネットでは、「借りられる内に借りられるだけ借りておけ」と良く書かれています。
借りられる内に借りられるだけ借りておけは正解か?
ここでお金を借りた場合のメリットデメリットを整理してみます。
お金を借りるメリット
・借りたお金を運用し金利以上の収益を見込めれば自分のお金で行うよりもより収益性が増す
・現在は低金利なので利息は少なめ
・借りたお金で自己資金を温存して事業を進めれば、何かあった際に対応できる
・自己資金を少なく借入を多くすることでよりお金を効率的に働かせることができる
・いざという時のためにお金は手元にあった方が安心
・金融機関との取引実績を作ることができる
お金を借りるデメリット
・収益を生まないものに使うと返済がとても苦しくなる
・金利を払わなければならない
・使わないと金利だけ損になる
自治金融などを使うのがお勧め
上記整理してみると、やはり借りられるのであれば借りておいた方が良いのかなと思います。
ただ金利は安くなければいけません。収益を得るためには実金利と利息金利の差分であるイールドギャップで稼ぐことになるためです。
利率で言うと1%台〜2%台で借りられるのであればありな気がします。
また自治体の金融制度を使うのもお勧めです。
私は現在大小合わせて8個のローンを組んでいますが、その中の4つが自治体の金融制度融資です。
これは保証協会に払う保証料や最初の3年間の利率が自治体から支給されるものでとても良い融資制度です。
4年目からの金利は自己負担ですが、一番金利が取られる最初の3年間は自治体から支払われているので金利の支払いがとても少なくすみます。
また保証協会つきの融資のため金融機関にはリスクがほぼなく、金融機関に対してもメリットがあります。
一番やってはいけないこと
借りられるだけ借りた時に一番やってはいけないことは、借りたお金を無駄遣い(消費)に使ってしまうことです。
これは悪い借金になってしまい、後々自分の首を締めることになります。
お金を産む投資に使うか最悪使わないで金利だけ払って借りたお金から少しずつ返済していく。
これができる場合のみこの手法が有用だと思います。
私は今回受けた融資で車を購入することを考えています。
車は消費に値するかも知れませんが、
・必ず必要なものである
・金利が安いので自己資金を温存しながら購入することができる
・事業で使う分は減価償却として経費にできる
ことから車の購入を検討しています。
カーローンを組んで車を買うということなら自治金融が良いのではないかと思います。
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